シャドー・チェイサー

次世代を担うイギリス俳優

イギリスの俳優業界に新たな、そして今後の活躍に期待されている若手俳優が誕生しました。その名も『ヘンリー・カヴィル』さんという俳優さんで、現在彼の行動がイギリスのメディアだけでなく、世界規模でその活躍が注目されている今話題のイギリス出身の俳優さんとなっています。その期待にこたえるようにまだまだ現在でも精力的に活躍している彼が主演している映画『シャドー・チェイサー』という作品があります。この映画は2012年10月27日に日本で公開された作品となっています。

とまぁ偉そうに書きましたけど、正直な話B級映画ですから知らない人が多くてもしょうがない作品ということを考えておきましょう。それでも本当にお勧めな俳優さんなので、何となく聴いたことのある人、もしくは知らないけど興味はあるという人は是非作品をご覧になってみてください。次世代の若手の活躍をご覧になれる機会、もしかしたら一躍超一流俳優となった時に、情報を知っておくと色々と便利なことも出てくるかもしれないですから、彼の2013年9月までに出演してきた作品について知っておいて損はないでしょう。というわけで、まず始めにシャドー・チェイサーの簡単なあらすじか紹介して行きましょう。

あらすじ

アメリカ人青年のウィル・ショーは最近自身の仕事がトラブルに見舞われてしまったことで、かなりのストレスを感じるようになっていた。息抜きという名目の仕事からの逃避を行なってスペインで家族と過ごすために一人スペインへと旅立っていくのだった。到着した先には父親のマーティンがウィルを出迎えるが、この時二人の間には若干気まずい時間が流れてしまう。ただでさえ疲れているというのに長年関係がうまく行ってなかった父親との再会は、彼に更なる疲労を負わせることになってしまった。

その後母親のローリー、弟のジョシュ、その弟の恋人でもあるダラがと合流して、ようやく気まずい時間から解放されて家族との一時のディナーを楽しむのであった。ところがこの最中にウィルの携帯に着信が掛かり、それは自分の会社が倒産したという最悪の報せを告げるものであった。ショックからディナーの時間を台無しにしてしまうウィルであったが、翌日になるときまずさから出かけることにした。ある程度の時間が経ったころ家族のクルーザー戻ってみると、そこには何者かに荒らされたような形跡が残されており、また家族の誰一人そこにいない状況であった、突然の家族の失踪に驚きながらも警察に届けて捜索してもらおうとしたウィルは、そこでどういうわけか景観からの襲撃を受けることになってしまうのであった。何が起こっているのかわからないウィルを助けたのは父親のマーティンだった。マーティンは間一髪ウィルを助けてその場から離脱すると、他の家族が武装集団に連れさらわれたと語るのであった。もはやウィルには何が起こってこんなことになっているのか分からない状況であるが、マーティンはもはや隠すことは出来ないとして、自分がCIAの工作員であることを打ち明けるのであった。そして今自分はとある仕事の最中であるという告白に理解が追いつかないウィルであったが、そこへマーティンの同僚でもあるジーン・キャラックとマドリードで合流して状況を立て直すことにした。

家族をさらった犯人は『ブリーフケースを奪った連中だ』ということ、更に『24時間以内にブリーフケースを返さないと家族の命は保証しかねる』という要求が盛り込まれていた。マーティンとジーンがその話をしているのを盗み聞きしていたウィルは突如、その場で何者かに狙撃されて死亡してしまうマーティンを目の当たりにしてしまうのだった。その場から逃げ出すためにウィルは父親の拳銃と携帯電話を片手に死に物狂いでの逃避行に走る。その後何とかアメリカ大使館に逃げ込むことの出来たウィルは保護と家族の救出を求めたが、ウィルの主張に対して意見に取り合わずに反対に警官殺しの容疑を掛けられて拘束されかけてしまう。大使館からも追われることになってしまったウィル、そこへ父親の携帯電話に一つの電話が掛かってくる。それを取るとブリーフケースを素直に渡せ、家族がどうなってもいいのかという脅迫を受けてしまうのだった。家族の命が欲しいのであれば午後6時までにブリーフケースを持って太陽の門に来いと指定されるのだった。

その後同様にCIAとして活動しているルチアという女性と接触して、事件の真相に迫っていくことになるウィル。そこでわかったのは真犯人が誰なのか、自分を支援してくれるルチアという女性が一体何者なのか、ブリーフケースに入っているものとは一体何なのか、その全てが明らかになっていくのであった。

出演俳優

  • ウィル・ショー:ヘンリー・カヴィル
  • ジーン・キャメル:シガニー・ウィーバー
  • マーティン・ショー:ブルース・ウィリス
  • ルチア・カルデラ:ベロニカ・エチェーギ
  • ローリー・ショー:キャロイン・グッドール
  • ジョシュ・ショー:ラフィ・ガヴロン
  • マキシモ:オスカル・ハエナダ
  • ダラ・コリンズ:エマ・ハミルトン
  • ゴーマン:ジョゼフ・マウル
  • ザヒール:ロシュディ・ゼム
  • エージェント:コルム・ミーニイ

作品について

主役のカヴィルさんにも注目するところですが、なにより注目すべきなのは出演しているのは、ハリウッドスターでもある『ブルース・ウィリス』の存在でしょう。しかもこの作品においてブルース・ウィリスはまさかの死に役を演じているわけです。てっきり物語の鍵を担っているのかと思いきや中盤ごろになると物語の舞台から退場することになってしまうのですから、さすがはB級クラスともなるとこういった有名俳優であったとしても無残に最後まで出演できないような役に付くこともあるということなんでしょうか?そしてブルースウィリスもどうしてこの役を演じようと思ったのか疑問に思うところでありますが、彼の存在でカヴィルさんが冒頭から存在感の全てを持っていってしまっているという点ではもう勝ち目がないといえるのではないでしょうか。つまりは、反則なわけです。

そうですよね、カヴィルさんはいくら現在注目を集めている若手俳優だったとしても、それは日本で言うところの昭和時代から活躍している往年のハリウッドスターと比べたら、それはかすんでしまうのは当然です。ですが存在感に関しては負けていないので、今後期待できる俳優さんというところは確かでしょう。

アメリカ映画にイギリス人が主演している理由

カヴィルさんはイギリスの俳優として活動していますが、このシャドー・チェイサーはアメリカ合衆国が製作をした、ハリウッド映画となっています。当然ですが、イギリスの俳優界とハリウッド俳優界とは特別な関係があるということではありません。国そのものが違う点もあれば、住んでいる人の思想も考え方もまるで異なっています。そして例えばアメリカで生まれた原作品の映画化に伴って、イギリス界から主演に抜擢されるという事態は非常に珍しいこととなっているのです。そういわれているとそうですよね、アメリカで生まれた原作を、国籍もない純粋なイギリス人が演じるというのは日本人から見ても違和感を抱いてしまいます。何も知らずに映画を鑑賞した後に俳優さんの経歴を確認して国籍がまるで違う人が演じていると知ったら、違和感を覚えるでしょう。映画に詳しくない、もしくは全く見ないという人が鑑賞したとしても感じてしまうことではないでしょうか。

その最たる理由としては、やはり所属している国に根付いている宗教的観念の違いというものでしょう。アメリカとイギリス、かつては世界大国として争っていた国同士も、現在ではアメリカに超大国としての地位を奪われてしまい、イギリスとしては過去を鑑みて耐え難い苦痛だったではないでしょうか。もちろんこのことを気にしている人ばかりではなく、素直に国としての存在や現在の状況には納得していないものの認めているという人もいるかもしれません。それだけ時代を寛容に受け入れる人が増えたということにも繋がるわけなのですが、それでも二つの国の根っこにある理念は全く異なるといって良いでしょう。

これはあくまで私的な見方なのですが、アメリカは『自由』、イギリスは『伝統』とそれぞれの言葉の印象が強く見られます。これについては考え方に対して異論を言いたい人もいるかと思いますが、あくまで個人的な考え方としてですので、ご了承ください。ですがあながち間違っていないでしょう、生まれてきた国に根付いているそれぞれの習慣や風習などで人格は作用されます。その中には宗教に心揺さぶられる人も多いわけですから、そういう場合愛国心などが高い人にとって国から誕生した伝統あるものを守りたいと考えている人も中にはいるでしょう。時にその対象は漫画や小説などの作品が映像化される企画になった俳優達にも影響を与えてきます。彼らが劇中で演じることになるのはもちろん自身の国に所属している人間としての価値観を元に演じている、ということだろう。誇りに感じている度合いが強ければ強いほど、個性となってにじみ出てきます。愛着があるといえば聞こえは良いでしょう、ですがそれだけこの作品については他の人間がやることを認められないと考えてしまうという見方も生じてきます。

そんな考え方をしている人にとっては、カヴィルさんのようなイギリス人がアメリカ映画で主演を果たすということについて、印象が良くないと感じている俳優が存在してもおかしくないでしょう。単純に映画としての枠の中で収まっているのであれば問題ありませんが、そうもいかないのが現実です。わざわざ製作陣が海外から俳優を起用するというのは、それだけ自国から俳優を採用するとした経費が時に度外視できないときもあります。そうなると安く済ませたいと考えてしまうのも、また人の性というものでしょう。イギリス俳優界からの起用は、やはりそれだけ安価で済むことが多いということにもなります。

ではギャラが安いことに対してイギリス人俳優達は納得しているのだろうかということですが、もちろん金銭的に納得している人は少ないでしょう。誰だってお金を稼ぐことも意識して俳優をしています、となると出来るだけお高めにギャラを入手することが出来れば文句などないのはいわずとも分かります。ですが若手であればあるほど、まずはそんな金銭的な面を気にするというよりかは、様々な作品に出演して、まずは自分という俳優の存在を世間に知ってもらうということの意味合いも強く、そして自身の演技力を向上させて後ろから台頭してくる俳優達にも負けない役者にならなければ、演技界では生き残りをかけた闘争にて簡単に負けてしまうのは明白でしょう。製作の経費削減、若手俳優達の自身の知名度を広げるための活動、そういう意味ではこの二つはそれぞれの利害が一致してその需要を伸ばしているきっかけといえるでしょう。なんにしても、結局何をするにしてもお金の問題から逃れることはできないということだ。ただその分、カヴィルさんも若手の時代というものを生き抜いてもらうために頑張ってもらいたいものです。

もしも自分の親が

少し焦点をずらした話をして見ましょう、もし自分の両親が国家に関わるような重要な任務を帯びているような職、平たくエージェント的なものに就いていると仮定しましょう。これだけで中二病要素満載ですが、実際にこういった任務について健全に全うに職をこなしている人がいるからあながち嘘でもないんですよね。ただ自分の身の回り、しかも身内にこういった関係者に囲まれているというのは想像できないです、というより怖すぎです。いくら独り立ちをしていても関係者の一人として監視されているといった縛りは必ずしも受けることになるんですから、そういった点を踏まえたらもこんなスパイみたいなことをしている両親はほしくないです。私個人の意見としては、何事も平々凡々と過ごしていけたら良いなぁと考えていますので、こういうありえない展開はノーサンキューです。実際問題としても、関係者だとばれた場合は真っ先に命を狙われることになります、そんなの嫌です。こういう作品の場合、現実離れしているからいいんですけどリアルな問題として自分の身に降りかからないことを日々祈るばかりです。

まぁ基本身構えなくてもまず来ないと思うので、それほど注意しなくてはと思うこともないでしょう。